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文化資本の意味についてもやもや

 ネットをみていると、しばしば意味をなんとなく理解はしているが、はっきりとした理解は出来ていない言葉に出会うことがある。文化資本という言葉もその1つである。文化資本というのは、Wikipediaによると「学歴や文化的素養といった金銭によるもの以外の個人的資産」のことで、更に以下のように整理されている。

 ブルデューは、文化資本の概念を次の3つの形態に整理している。

  • 「客体化された形態の文化資本」(絵画、ピアノなどの楽器、本、骨董品、蔵書等、客体化した形で存在する文化的財)、
  • 「制度化された形態の文化資本」(学歴、各種「教育資格」、免状など、制度が保証した形態の文化資本)、
  • 「身体化された形態の文化資本」(ハビトゥス;慣習行動を生み出す諸性向、言語の使い方、振る舞い方、センス、美的性向など。)

 なるほど、定義の意味するところは分かったが、これは社会にどのような影響を与えるのか疑問がでてきてもやもやしてきた。

文化資本のTogetter http://togetter.com/li/29512

 ここには文化資本が経済資本(お金のこと)、社会関係資本(人間関係)に転換されるとして具体例を挙げ、これらの関係をみている。

「母がジャズミュージシャンで、周りにプロのミュージシャンがたくさんいた。自分自身が音楽を始めたときにはさまざまなことを教えてもらった。私は現在、ミュージシャン・作詞家・作曲家として生計をたてているので、文化資本は後に経済資本にも転換されたともいえる」社→文→経 #ntdk

 これが一番分かりやすく関係性を示している文章だとおもう。ジャズミュージシャンの母と多くのプロのミュージシャンという社会関係資本が音楽を教えることにより音楽の知識や技術が身につかせ、文化資本に変換される。そして、この文化資本は職業として活かされ、経済資本に変換されるということだ。

 そして、これら3つの変換関係は6通りあり、まとめると

 というように、社会生活に必要な要素と密接に関わりがあることが分かる。